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横道世之介

吉田 修一 / 毎日新聞社

大学進学のために上京してきた世之介の大学1年間を描く

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ずっと借りたくて、でも図書館になくて困っていた本。
見つけたときは、それはもう、文字通り飛びつきました。

久々に読む吉田修一は、くすっと笑える笑いありのすてきな小説でした。
世之介って「好色一代男」の主人公の名前なのですね(大人になった今、「好色一代男」を読むのもありかも…と思ったり。)
世之介が大学1年の1年間をどう送ったか、彼にまつわる友達がその後どうなったか、過去と未来が交差する描き方がうまいです。ひきこまれる。金沢→大阪のバスの中で一気読み。
最後の方は若いっていいなぁ!と思いました。世之介と祥子ちゃんの恋愛とかね。

文庫になったら買おう。なんだかんだで私は吉田修一(と中村航とナオコーラ)の本に甘いのだ。
# by heteiru220 | 2012-05-27 23:13 | | Comments(0)

アンダスタンド・メイビー〈下〉

島本 理生 / 中央公論新社

茨城の女子中学生・黒江が心に傷を負いながら一人の女性として、カメラマンとして成長していく物語。

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島本理生のハードカバー。図書館から借りました。

熊みたいな体格の優しい男の子や、カメラマンの師匠の性格や、主人公の心の傷の負い方なんかはいつものパターンでした。
このいつものパターン、あんまり好きじゃないんだけど、島本さんはこだわってんのかな。

島本さんは最近はあんまり好きじゃない短中編が多かったんですが、久々の長編で読み応えがありました。あっという間に読んでしまいました。
熊みたいな男の子・彌生君の母親思いさにいらっとした自分に驚きました。自分怖い。

いろんな意味で今の私には残酷な、なんか惨めな気分になる物語でした。
読んでしばらく気分が落ちましたもん…。ふー。
# by heteiru220 | 2012-05-27 23:07 | | Comments(0)

退出ゲーム

初野 晴 / 角川グループパブリッシング

高校生のチカとハルタが普門館を目指しながら謎解きする物語。

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本屋さんで気になっていたので図書館で借りてみました。

大声では言えないけど、買わなくて正解です。

ライトすぎる。マンガみたいな話のすすみかた。
いろいろ若すぎる。(でも作者は私より10も年上)
主人公が10tと書かれたハンマー持って現れそうな小説(マンガだったら許せるんだけどね…)
こんな青春時代はぜったい夢見ない。ご都合主義すぎる。
「んなわけないでしょー」と何度読むのをやめようと思ったことか。
せっかく借りたんだし、と全部読みましたが。

極端なキャラ設定がマンガみたいだなー。
ライトな小説が読みたい人にはうってつけかも。
私は無理でした。ざんねん。
# by heteiru220 | 2012-05-24 22:27 | | Comments(2)

天国旅行

三浦 しをん / 新潮社

心中をテーマにした短編集。

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図書館から借りてきて
「テーマが心中…、重そうだなー」
と気がつきましたが、読み切りました。そんなに重くもなかったし。

前世あり、幽霊あり、などただの心中ではない話が主でした。
不倫相手を「前世は一緒になれず心中した人」と信じて振り回される女性が主人公の「君は夜」とかを読むと、「三浦しをんってこういうのも書くのかー」と新しい発見がありました。
勝手に、三浦しをん=文化系女子(乙女とも言う)の代弁者、と思っていたので。

ほかの本も借りているので、ぼちぼち通勤中にでも読んでいこうと思います。
# by heteiru220 | 2012-05-20 22:21 | | Comments(2)

それもまたちいさな光 (文春文庫)

角田 光代 / 文藝春秋

35歳の仁絵は単調だが満足する生活を送っていた。ある日突然幼なじみの雄大に「35歳になってお互い独身だったら結婚しようと約束した」と言われる。

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角田光代の文庫書き下ろし。
今週鳥取に出張があったので「移動時間の暇つぶし」として購入しました。

話自体は何の変哲もない「35歳だけどこれからの人生このままでいいのか?」というありきたりな感じでした。
ありきたりなテーマだけど、28歳女にはぐさっとくるものもあるわけで(笑)色々考えさせられました。
私は、正直精神的にはまだこれからのことは分からないけど、生活的には今のままでけっこう暮らせるんだよなー(会社をリストラされるとか、会社がつぶれなければ)。
この本ではそういう「生活的に独立してしまっている女の人」が3人くらい出てきて、不倫してみたり、逃げようとしている男に追いすがったり、何のときめきもない幼なじみに「結婚しよう」と言われたりしますが、正直自分にはそんなことたぶん、ないぞ。
となると、人生このまま特に波もなく進むってこともありうる…、とか考えてちょっとブルーになりました。
まだ起こってもない未来のことを心配してもしょうがないんだけど。

すごくおもしろい!という小説ではなかったけど、思うところはたくさん出てきた本でした。
# by heteiru220 | 2012-05-19 23:01 | | Comments(0)